あなたの椅子と机は、本当にあなたに最適な設定になっていますか?なっていないでしょう。
この記事は 2018年6月9日 時点での内容であり現在は状況が異なる場合があります。
photo credit: mikecogh Separated Chair via photopin (license)
人間工学という言葉はよく聞きます。エルゴノミクスデザインド・ファニチャーとかです。
この人間工学という言葉、聞き慣れてしまいましたがその重要さを考えたことはありますか?
もくじ
椅子と机の高さを最適に設定しよう
椅子や机など、長い間使っていくものが「微妙に」自分とあっていないと、後々問題が起きます。
ちょっと座っているうちには気づきませんが、その影響はあります。長い時間をかけて仕事へのやる気を削いでいったり、体の節々の疲れとなって現れたりとろくなことがありません。
キーボードやマウスに始まり、部屋の空調の設定からクッションなど、人間工学的な要素だけではなく、ちょっとのストレスが蓄積する環境ではどんどん生産性は悪化していきます。
”とりあえず”
最適な高さを計算
そこで、自分に最適な仕事環境を作ろうとすると、いくらでもやることができます。
560万円のオーダーメイドエルゴノミクスチェア、4220万円のエルゴノミクスPC一体デスク、32万円の幸福を呼ぶ壺、300万円の今後絶対に有望な画家の絵。
しかし、どれも今からパッとできるものではありませんし、そんな商品はありません。
そこで、簡単な設定をしてしまいましょう。
下記の3つの条件を満たすように椅子と机の高さを調節するのです。
- 膝の角度が90度になる高さに椅子の座面を揃える
- 椅子に深く座り、今までの人生で最高の姿勢で座り、肩を楽にする
- 机に肘をおいて、ちょうど机に肘が来るぐらいの高さに揃える
また、以上の高さの目安となるだいたいの高さはBlitzResults.comで計算できます。
↑Centimeterを選択してあなたの身長(cm)を入力しましょう。
ハイヒールを履いている場合は「Do you wear high heels?」にYesを選択。
あなたが設定すべきおおよその「机面高さ」「座面高さ」「アームレストの高さ」を教えてくれます。
あとは、手元の椅子や机をその高さに設定するだけ。
※あくまでおおよそです。
机の高さが変えられない時
机の高さを変更できないという人は、肘・腰・膝がだいたい90度になるように、椅子を机の高さに合わせましょう。
足から床までの足りない部分は、フットレストで調整するというのが賢いでしょう。
逆に机が低すぎるという場合は、机の高さを上げるスペーサーを挟むと良いでしょう。
拘りようはいくらでもある
結局、座りやすい椅子などにお金をかければいくらでも拘れます。
しかし、その第一歩として手元にある椅子と机を調整してみてはいかがでしょう?
次のステップとして、骨盤を支える座りやすい低反発クッションなんかを使う方法もあります。
私も安物椅子にこれを載せて使い始めましたが、座り直す回数が劇的に減りましたね。最高。宙に浮いてる気分。